アディード・ダウィシャ著/鹿島正裕 訳
A5判/256頁/本体2300円+税
数十年前、エジプトのナセルを初めとする民族主義的理想に燃える指導者たちがなし遂げた「第一の覚醒」は、とどのつまり権威主義体制と独裁者を生んでしまった。
そしてその打破を掲げた「アラブの春」(第二の覚醒)。しかしそれは民主主義とイスラム主義の同床異夢的せめぎ合いの下にあり、今後の道筋は困難を窮めるであろう。
イラク出身の著者が、上記の視点から10か国について詳説。
ISBN978-4-86258-078-8
(2013.10)
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