出版図書目録.


政治・法律
『政治思想の国際論的転回』(政治思想研究第24号)
手続を通しての正統化〔新装版〕 政治思想学会編

A5判並製/384頁/本体2500円+税

【特集】
「グローバルな視座」は政治思想史に何をもたらすか?──アメリカ建国を見つめる同時代フランスの議論から考える( 永見瑞木)
戦争違法化体制再考──それは暴力をなくすのか(三牧聖子)
国際論的転回は政治思想史を深め(てい)ない──古典的国際関係論からのポレミック( 西村邦行)
ユーラシア主義と「ウクライナ問題」の原点──思想の循環史の観点から(浜由樹子)
領土の一体性・自衛・武力行使──戦争の道義性の一側面に関する若干の考察(白川俊介)
【国際シンポジウム】
ガリヴァー苦悩記──近代世界の形成と破壊における条約(デイヴィッド・アーミテイジ/安武真隆訳)
【公募論文】
フ天然資源とグローバルな正義──多層的で限定的な天然資源の正義構想の意義と可能性(上原賢司)
生と政治をめぐるヘルマン・ヘラーの政治思想──ヴァイマール共和国における国家の正統性と政治的主体像(水谷仁)
恒藤法理学における「新カント派」受容の理路──「法の理念」(久野譲太郎)
[政治思想学会研究奨励賞受賞論文]
『黄金の精錬』にみる正義と文明の関係性──鑑文学としての観点から(ウェルズ桜)
初期フンボルトにおける市民の陶冶と政治──公共的契機としての市民の「結合」に着目して(柳田和哉)
ウィリアム・コノリーの涵養の倫理について──涵養・豊饒性・悲劇(佐藤竜人)

【書評】
カント以前の多彩な平和論(安藤裕介)〔『平和の追求──18世紀フランスのコスモポリタニズム』川出良枝〕
プルードンの一貫した思想像(燻R裕二)〔『プルードン──反「絶対」の探求』金山準〕
現実主義と理想主義の共存(松尾哲也)〔『スピノザとフロイト──「不信仰の同志」の政治思想』河村厚〕
「貧民のユートピア」と規律管理権力としての福祉国家(田中拓道)〔『貧民のユートピア──福祉国家の思想史』金田耕一〕
規範的政策分析の意義と可能性(佐野亘)〔『3・11の政治理論──原発避難者支援と汚染廃棄物処理をめぐって』松尾隆佑〕
認識的デモクラシーとその数理的分析の可能性?(井上彰)〔『民主主義を数理で擁護する──認識的デモクラシー論のモデル分析の方法』坂井亮太〕
正義を民主的実践に委ねるグローバルな正義(上原賢司)〔『グローバルな正義と民主主義──実践に基づいた正義論の構想』山田祥子〕
戦後歴史学の継承と展開(濱野靖一郎)〔『「幕府」とは何か──武家政権の正当性』東島誠〕
「官学アカデミズム」というSupervillain(水野博太)〔『井上哲次郎と「国体」の光芒──官学の覇権と〈反官〉アカデミズム』杉山亮〕

ISBN978-4-86258-155-6
ISSN 1346-924X

(2024.4.30刊行)
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