明治学院大学法学部政治学科 編
四六判並製/432頁/本体1600円+税
政治学の入口でとまどう君。この扉を叩く者には開かれる!
豊穣だが複雑で、迷路のような政治学ワールドを探究するのに役立つ24のキーワードを丁寧に解説。
ISBN978-4-86258-138-9
【目次】
第1章 自由と権力(添谷育志)
はじめに
一 「自由」という言葉について
二 「自由」の概念的転回と歴史的変遷──二〇世紀まで
三 現代的「自由」概念への転回と歴史的展開──二〇世紀以降
四 権力論の思想史的背景
五 権力とは何か
六 権力の同定と測定──アメリカ政治学の挑戦
第2章 平等と専制(熊谷英人)
一 古代ギリシア
二 モンテスキュー
三 「合法的専制」──フィジオクラットとイデオローグ
四 ナポレオンと「専制」
五 トクヴィル
六 トクヴィル以後
第3章 国家と国民(畠山弘文)
はじめに
一 第一の国家の誕生──初期国家までのヒト社会
二 文明後の国家の歴史──帝国史からヨーロッパ国家史へ
三 第二の国家の誕生──近代国家の成立とその特徴
四 「動員国家」としての近代国家の完成
五 「現代国家」のゆくえ?
六 国民国家における国民の起源──「国家N」としての近代国家
七 想像の共同体としてのネーション?──その起源と形成
最後に──ヒトにとって国家とは何か?
第4章 政治参加と政治文化(中谷美穂)
一 政治参加とは
二 政治参加拡大に関する相対する見方
三 市民の態度、価値観、行動
おわりに
第5章 選挙制度と政治代表(久保浩樹)
はじめに
一 選挙制度
二 政治代表
おわりに
第6章 政党と圧力団体(渡部純)
一 政治の中の団体
二 政党とは何か
三 政党システム
四 圧力団体の政治
五 日本の政党システムと社会的利益の統合
第7章 政府と行政(毛桂榮)
一 「政府」と「行政」:用語と概念
二 政府の構造
三 政治と行政の関係
四 行政国家における官僚制役割の変容
五 終わりに
第8章 世論とメディア(佐々木雄一)
一 世論
二 マスメディア──現代日本を中心に
三 インターネット・ソーシャルメディア
四 二〇一〇年代以降の政治と世論とメディア
第9章 公共と市民(鍛冶智也)
はじめに
一 公共とは何か
二 市民とは誰か
三 公共と市民の政治学
第10章 政策と市場(西村万里子)
一 政策と市場の概念
二 公共政策の動向
三 市場・政府の機能と公共政策の役割
四 公共政策の改革事例──規制緩和と市場原理の導入
五 公共政策のあり方──市場原理の活用と政府による規制の役割
第11章 戦争と平和(葛谷彩)
はじめに
一 初期近代:一六〜一七世紀
二 近代(1):一八世紀
三 近代(2):一九世紀
四 現代(1):二〇世紀
五 現代(2):二一世紀
おわりに
第12章 国際社会と国際組織(池本大輔)
一 国際社会
二 国際組織
三 国際社会を超えて
(2021年3月24日刊行) |