キャロル・ギリガン 著 川本隆史/山辺恵理子/米典子訳
四六判並製/438頁/本体3000円+税
フェミニズムに画期をもたらし、〈ケアの倫理〉の原点とされる名著の増補版を完訳。女性の道徳発達を低く見積もってきた、主流派心理学の男性中心主義を剔抉、「目の前の苦しみを和らげよ、誰ひとり取り残されてはならない」と命じる〈ケアの倫理〉の声を聴き取る。
《目次》
本書を読んでくださる日本の皆さまへ
一九九三年、読者への書簡
感謝のことば
序
第一章 人間/男性のライフサイクルにおける女性の位置
第二章 関係性の複数のイメージ
第三章 自己と道徳性の概念
第四章 危機と移行
第五章 女性の権利と女性の判断
第六章 成熟の姿
文献一覧
[解題]『もうひとつの声で』を読みほぐす
訳者あとがき
調査参加者リスト
用語索引/固有名詞索引
ISBN978-4-938662-38-7
(2022年10月18日刊行)
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