ユダヤ人の脅威 〜アメリカ軍の反ユダヤ主義 |
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J・W・ベンダースキー 著
佐野誠・樋上千寿・関根真保・山田皓一 訳
A5判/540頁/本体7,200円+税
第2次大戦末期、なぜアメリカ軍はアウシュヴィッツを爆撃しなかったのか? 20世紀前半のアメリカ軍上層部に、半ば公然と蔓延し続けた反ユダヤ主義とその深刻な帰結。アメリカ軍情報部(MID)の秘密資料『ユダヤ人ファイル』をはじめとする厖大な資料を、終始実証的態度をもって精査し、パトスを極力抑えた筆致で叙述。それらの資料に見られる情報将校や陸軍大学校教官たちの言説は、まさにドイツのそれと見まごうような偏見に充ちたものであった。
ISBN4-938662-60-4
(2003.9)
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