解釈としての社会批判 〜暮らしに根ざした批判の流儀 |
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M・ウォルツァー 著
大川正彦・川本隆史 訳
四六判/188頁/本体2136円+税
自己の属する社会の不正を糾すのに、どのようなやり方があるのだろうか。天下りの原理を振りかざして外側から弾劾するのではなく、その社会に暮らす人々に通じる言葉を用いながら、しかもラディカルな批判を展開することは、果たして可能なのか。
著者によれば、この「暮らしに根ざした批判の流儀」は、共有された伝統を相手とする『解釈』のよるほかない。そして「解釈としての社会批判」の実践例を17世紀のジョン・ロックから20世紀までたどり、サルトル流の政治参加(アンガージュマン)の限界を衝く。最終章では、旧約聖書の預言者アモスの活動が社会批判の範型として読み解かれる。
【品切れ】
ISBN4-938662-17-5
(1996.5)
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